イベント見学会
イベント見学会 すまいの情報通信 第4号
2005.03.21 住みたい家を描く!失敗しない家づくりのコツ

長かった今年の冬もやっと終わり、これから春を迎える中、第4回すまいの勉強会を3月21日(月)十和田市文化センターで開催いたしました。

今回のテーマは「住みたい家を描いてみよう!〜失敗しない家づくりのコツ〜」と題して、二世帯の住宅の事例、ゾーニングのコツ、家の常識・非常識などの題材を使った勉強会でした。当日は皆さま、お忙しい中たくさんの方にご来場いただきありがとうございました。
皆さまに色々勉強していただこうと思い、講師の方にも一生懸命お話をしていただきましたが、逆にいっぱい話しすぎて、頭の中で整理ができなかった方もいらっしゃったのではないでしょうか。今後も続けていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。

【 今回のセミナーのポイント 】
1.二世帯に学ぶ、家づくりの考え方
メリット 建築資金・・・同居だと経済的に有利  万一の病気・・・親と子が助け合える
心の充足・・・精神的な充実  昔からの知恵・・・文化や知恵を伝える
デメリット プライバシー・・・微妙に食い違う
遠慮が裏目・・・相互の思い違いの積み重なり
生活のリズム・・・リズムは合わない  世代と価値観・・・当然価値観は違う
親子間の甘え・・・甘えやわがままが怖い  味付け・・・両家それぞれの文化
血のつながり・・・親子関係と夫婦関係は違う
PT メリットもあるがその分デメリットも → 十分に配慮された設計が重要
=そのためには自分の住みたいイメージや意見を設計者にしっかり伝える

2.実際に住みたい家を考えよう  ゾーニングにチャレンジ
あなたはどんな生活がしたい?こだわりの場所は?
部屋はどれだけ必要?あなたが建てたいお家のイメージを大まかに描いて、みましょう。
PT 正確に描く必要は有りません、大切なのはイメージする事です。紙に敷地の形を描きそこへお家のイメージを描いていきます。LDKと客間をつなげて開放的にしたい、二階にも収納、トイレが欲しいな、ウッドデッキもあったらバーベキューできるよね・・・などなど

3.こっそり家づくりのコツお教えします
冬の季節風を除ける
季節風が吹く方向に大きな開口部を設けない、納戸や縁側などのバッファーゾーン(緩衝地帯)を設ける、生垣などの防風林を植える、玄関ホールとの間に一枚戸をつける。
夏は風を通す
夏の風向に窓の位置を合わせる開放的な平面プランにする、風の入り口と出口を設ける、吹き抜けや階段で立体的に風が抜ける工夫。
Simple is Best
凸凹が多いと熱損失が大きい、外壁からもかなりの熱が逃げるので同じ床面積でも外壁面積が小さいシンプルな形がいい。
気密したら換気する訳
換気はある程度以外に減らせない。むしろ多いほど良い。建物全体を換気する事が望ましい。《換気の役割》余分な湿気を排出し結露を抑える、臭気、Co2、アンモニア、ホルムアルデヒド、揮発性物質を希釈する。燃焼器具からのCo2、Co、窒素酸化物、H2Oを排出

今回の特別講師は前回に引き続き、平野泰章さんです。

平野さんはいくつかの設計事務所を経て、93年にOM協会に入社し、これまでおよそ30棟の木の家を手がけてきました。
開放的なつくりもいいですね 真剣な眼差しでみなさん聞き入っていました。
参加者の真剣な眼差しに講師の平野さんもつい熱が入り、予定時間をオーバーしてしまいました。

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