すまいの情報通信 特別号
2009.03. “エコスカイハウス”探訪!
さる2月10日、神奈川県横浜市で開催された次世代の
省エネ技術を使ったモデルハウスが完成したので住宅
チーム4人で勉強をしてきました。
エコスカイハウスは三菱重工業とOM計画が開発した
「超省エネ住宅」で標準世帯で使うエネルギーの97%
削減を目標に建てられたモデルハウスです。
場所
神奈川県横浜市北軽井沢
敷地
125.63坪 第一種住居専用 準防火地域
延床面積
木造2階建て 41.64坪坪
家族構成
ご夫婦 子2人(モデル家族)
【 光熱費ゼロをめざして、超省エネ技術を結集 】
自然からの恵みをもっともっと活用したい。「エコスカイハウス」は太陽光や熱、風など様々な自然エネルギーを高効率活用する、次世代型の超省エネ住宅です。
新型太陽高発電にパッシブソーラーによる太陽熱利用を組み合わせた「ハイブリッド」技術。床下温度に着目し、最新の蓄熱材により夏冬双方での活用を狙う 「高効率蓄熱」技術。そして自然の熱対流によって建物内換気を行う「ソーラーベンチレーション」技術。これら3つの期間技術のシステム化、実用化により、 標準世帯の平均的使用エネルギーを97%削減することを目標にしています。
さらに、将来の蓄電技術として期待される新蓄電池システムの実証試験も同時に実施し、究極のエコライフ「光熱費ゼロ」を実現する住宅を目指します。 (エコスカイハウスパンフより引用)
システムの一部をご紹介(資料より抜粋)
タンデム型太陽電池+パッシブソーラーハイブリッド
太陽電池が発電する際に受ける熱エネルギー部分を回収し、OM技術を用いて、暖房、給湯にエネルギーを活用するシステム。
床下蓄熱システム
床下部に潜熱蓄熱用に、有機・無機の潜熱蓄熱材を設置して、冬季はパッシブソーラーの熱、夏期は地熱・ヒートポンプ 給湯器冷排熱を蓄熱し、冷暖房エネルギーに活用する。
ヒートポンプ給湯器
高効率ヒートポンプ給湯・冷暖房機であり、自然エネルギーで賄えない給湯と冷暖房の補助熱源として使用する。
風力発電機
出力1kwで微風から強風まで対応する機種。今回は出力の実証試験とともに、 騒音・振動などの計測を行います。
V2H電気自動車充電口
電気自動車に深夜電力で充電するための、単相200Vの充電口
雨水利用散水システム
雨水をろ過・集水することにより、植栽への散水、非常時のトイレの洗浄水として利用します。
感想
今回はご紹介していませんが、このほかにも蓄電池や一部屋根の緑化システム、ソーラーベンチレーションなど 様々な試みがされたモデルハウスになっています。これから一年間三菱関係の社員家族が生活してデータを収集するそうです。 省エネ、CO2削減など関心がある方には勉強になるモデルだと思います。
個人的には寒冷地でも機能するのか知りたいので青森でも 実験棟を建てて欲しいなと思いました。三菱さんお願いします。(笑)
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