- DX推進企業への挑戦 -

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令和 5 年 7月24日 

上北建設(株)DX推進委員会

 

1.DX推進の背景

 近年、弊社を取り巻く外部環境は、これまでにない勢いで刻一刻と変化しており、具体的には「大型土木案件の減少」「建築脱炭素建材シフト」「慢性的な労働力・人材不足」「BIM・CIM等のデジタルシフト」等々、厳しい現状、課題が山積となっています。   

 これらの変化へ柔軟に対応していくためには、既存ビジネスの強みと弱み、機会と脅威を把握・分析した上で、合理的ではない企業文化・風土は躊躇なく変革し、未来を見据えた経営戦略を再構築する必要があると考えています。

 

 デジタル技術は、建設業界でも急速に普及しています。特に、建設プロセスの自動化や効率化、デザインや計画の改善、施工管理の効率化などに関して、デジタル技術が大きな影響を与えています。これらの技術を活用することで、建設会社は大幅なコスト削減やスピードアップを実現できるようになります。また、デジタル技術を活用することで、建設会社は顧客満足度を高めることができると考えます。

 

 しかし、地方の建設会社にとって、デジタル技術の導入は課題があります。まず、デジタル技術への投資が必要であり、財務的な余裕が必要となります。また、人材の問題もあります。デジタル技術を導入するには、その運用に必要な人材を確保する必要があります。地方には、最新のデジタル技術を熟知している人材の確保が難しい傾向にあります。

 

 そのため、地方の建設会社は、デジタル技術を導入する際には、十分な計画と財務上の見通しを持って、戦略的な投資を行う必要があります。また、地方という特殊な環境下で、デジタル技術を効果的に活用するためには、地域のニーズや文化、環境に合わせたサービスを提供することが不可欠と考えます。地方の建設会社は、地域密着型のビジネスモデルを作り上げることで、競争力を高めることができるのではと考えています。

 

 

 これらの現状や分析を踏まえ弊社では、DX戦略を柱とした経営計画を作成・推進することで、独自のレガシーシステムやアナログ対応となっている業務を徐々にデジタル化し、様々な課題の解決へ向け継続的に取り組んで行きたいと考えています。

 

2.経営理念

 人からありがとうと言われる仕事をし、人にありがとうと言える人材を育てる

 

3.ビジョン(目的)

 かみきたを拠り所とし、地域と共に人を育て技術を磨く

 

4.戦略目標(技術・人材・地域をテーマに)

 ① 社内データの共有で重複作業を減少

 ② ICT及びBIM等の内製化を実現

 ③ 技術力を活かした産学官連携研究・製品開発などを創出

 ④ 技術を支える人材確保

 ⑤ 職員育成プログラムの作成

 ⑥ SNS・HP強化で広く企業の魅力や取組みを発信

 

 

5.DX推進の組織体制

 

※1.「DX推進委員会」は、代表取締役社長を委員長として、取締役員及び各戦略目標毎に結成されたチームリーダーで構成されています。DX推進委員会は毎週1回開催し、月に1度は外部のDX推進アドバイザー(コンサルタント)を招いて会議を開催し、推進状況などについて報告・相談を行いながら取り組みます。

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